「午前五時のシンデレラ」 / いつき朔夜

★★★★☆

＜紹介文より＞
ヤクザ崩れの釘師・飛良と、ドロップアウト教師の優也が出会ったのは、レトロなパチンコ店だった。
危険な匂いのする釘師になぜか目をかけられて、優也は徐々に新しい職場に馴染んでゆく。
だが元生徒の父親が店に乗り込んできたことから、優也は飛良と偽装同棲をする羽目に……!?
待っていたのは、今までの価値観を百八十度変化させるような日々——
北九州・小倉の街を舞台に繰り広げられる、男たちの人生ゲーム!!

＜独り言＞
いい加減、増える一方の積み本をなんとかしようと、発掘にいそしむ今日この頃。
この作品もめでたく発掘されました。が、もっと早く読んどきゃ良かった～！
ただ、私はパチンコする人の気持ちが全く理解できないし、するつもりも無いのでその辺りは斜め読みしましたけど。

攻の小倉弁がステキ！
何言ってるんだかわからない所もあるけど、それがイイw

※以下ネタバレ含む

二人の気持ちのすれ違いや寄り添いが繊細に描写されているし、レイプ→なし崩し的に両想いって展開をとらなかった所がステキ。
最後までメリハリをきかせてくれてました。
この作家さんの作品は今回が初めてでしたが、もっと読んでみたいですね。