「プロローグ」(タクミくんシリーズ)／ごとうしのぶ

★★☆☆☆(なんで読み続けてしまうんだろうなぁ)

＜紹介文より＞
「頼むから独り占めさせてくれ…」
２学期、表向きよそよそしい関係に戻った託生とギイ。
そんな時、ギイのもとにある噂が…。
「葉山が１年生の所に通っているらしい」
恋ではないと思いつつも、自分の知らない託生の行動に、不安を抑えきれないギイ。
好きなのに、傷つけるつもりなどないのに、どうしてすれ違ってしまうのだろう―。
大人気シリーズ、切ない想いあふれる待望の2学期バージョン、スタート！

＜独り言＞
この作品とのお付き合いもどのくらいになるのかなぁ。
カセットジュネで橘しいなさんがイラスト担当してた時だから…
余裕で15年以上は経ってるよね…。
ルビー文庫創刊15周年とかいってるし。
時の流れって恐ろしい。

登場人物総ホモ化に嫌気がさして
数年間購入を止めていた時期があったんですが
なんでか再び読み続けてしまっています…。
私の中でのタクミくんシリーズは井上佐智が出てくるまでですね(早っ)
片倉利久が同性に恋心を抱き始めた時はかなりのショックでした。
どこまでホモが蔓延するんだ…。

ギイと託生を取り巻く学校以外の環境は、将来的なことも含めて
決して楽観視できないものだと思うんだけど
なんだかいつまでものんびりした作品ですよね。
高校生だから仕方ないか。
もう3年生になってるんだけど、危機感ないですねぇ。
将来どうすんだろ。
小説にそんなこと求めても仕方ないか。

「不連続世界」／トジツキハジメ

★★★☆☆

＜紹介文より＞
長い間、親友の兄・朝日菜将明に焦がれている。
スキンシップ過多で大学内でも人気の彼。
独占できるとは思ってもいなかった。
ところがある日、将明が「お前、俺のこと好きなんだろ？」とからかいのキスをしてきた。
挑発された軍司は、無理矢理将明の自由を奪ってしまうが…。
―もう、絶対離さない。

＜独り言＞
出口の見えない迷路のようなほの暗いストーリーもキライではないけど
この1冊の中では明るいお話が面白かった。

ワンコ攻からワンコ受までワンコが可愛い。
私は犬をずっと飼っていたので
ワンコっぽい人がかわゆくて仕方ありません。
でも私自身は「性格が猫だ」といわれる…。
そうか。猫っぽいか。
まぁどうでもいいか。

「初恋の病」／トジツキハジメ

★★★★☆

＜紹介文より＞
設計士の綾瀬は事故の後遺症で、高校時代に死んだ初恋の相手・萩生の幻覚が見える様になってしまった。
彼が見えなくなることに寂しさを覚えつつも、
初恋を引きずる綾瀬は仕方なく目の手術を受ける。
しかし、郷里に戻ると再び目の前に萩生が…？
昼は高校生、夜は大人の姿で訪れる彼に綾瀬は胸を焦がし…。
他4編を含む、切なくて可愛い珠玉の短編集。
描き下ろし付き。

＜独り言＞
爽やかで切なくてテンポも良くて、1冊丸ごと面白かった。
短編集だけど、続きを読みたくなるもの多し。
学生モノから鉄ちゃん、オカルトまで幅広く楽しめる1冊。

ちなみに私は、京急電鉄の発車の時に聴こえるモーター音(?)が好きです。
メロディー奏でてるように聴こえるの。
あと、「いらかわ」は「別にイラっとこないけどなぁ」と
間違い探しをするまでは思ってました。
あれみてると無性にイラッと来てしまいました(暗示…？)。

「ご主人様と俺？」／剣解

★★☆☆☆

＜紹介文より＞
天涯孤独だとばかり思っていた信弘に突然富豪の叔父出現！
お屋敷の坊ちゃんの世話係をすれば生活費の面倒をみてくれるという。
だがこの坊ちゃん、天然誘い受で、毒舌で、なのに病弱で、一筋縄じゃいかねぇぞ!?
胸キュン下克上Ｈ炸裂。sweet加筆あり！

＜独り言＞
うーん。
紹介文打っただけでこっちが恥ずかしくなってきた…。
こういう軽すぎるノリはダメ…。
でも何も考えずに、サクっと読みたい人にはいいのかも。

3Dホモは苦手なので、このリアルっぽいキャラの表紙で
ちょっと買うのをためらったんだけど…この人の他の作品は好きだしいいかと思って…。
…やっぱり苦手ですた。
特に受の顔が…。
「黒の騎士」は大丈夫なんだけどなぁ。

「FLESH&BLOOD」(11)／松岡なつき

★★★★☆

＜関連レビュー＞
「FLESH&BLOOD」1,2,3,4,5,6,7,8,9,10／松岡なつき

＜紹介文より＞
毒殺されかけた海斗の療養のため、一時パストラーナの城へ―。
片時も傍を離れないビセンテと一緒に、スペイン宮廷を後にした海斗。
ところがその城で、ジプシーに変装して、旅の一座に潜り込んだジェフリーとナイジェルの姿を発見!!
二重間諜のラウルの手引きで、ついに感動の再会を果たすが…!?
陸に上がった海賊達の、反撃の火蓋が切って落とされる―
息もつかせぬ奪還編!!

＜独り言＞
11巻です。
この作品を読み始めたときには既に11巻まで出版されていたので
サクサク読めてよかったんですが…
ここからは首を長くして待つ日々か…！

登場人物も益々増え、さらにややこしいことになってます。
12巻が出るまでには確実に忘却の彼方です。