「FLESH&BLOOD」(1)／松岡なつき

★★★★☆(2巻も読みます)

＜紹介文より＞
イギリス海賊の英雄キャプテン・ドレイク
―彼に憧れる高校生の海斗は、夏休みを利用して海賊巡りの旅を計画。
ところがドレイクゆかりの地プリマスで、海斗はなんと
次元の壁に飲み込まれ、大航海時代へタイムスリップ!!
ドレイクの信頼も厚い、海賊船の船長ジェフリーに助けられ…!?
エリザベス女王率いる海賊達と
スペイン無敵艦隊が繰り広げる海洋ラブ・ロマン!!

＜独り言＞
松岡なつきさんって名前見たことあるなぁと思っていたら
「貝殻とウォークマン」書いてた人かぁ。ﾅﾂｶｼ。
そういえば「貝殻～」のイラスト担当してた桃栗みかんさんが
河下水希さんだと最近知って驚いた。

さて、本題。
まず、この↑紹介文でノックアウト。
海賊とかタイムスリップとかにちょっと弱いんです。私。
期待しつつ購入。

現在11巻まで出ている作品の1巻を今頃レビューしている理由は
ここ10年ほど商業作品に嫌気がさして
ほとんど読んでいなかったから。
最近になって、色んな方のレビューを拝見し
また商業誌も読むようになっちゃった。

主人公の海斗は高校生らしく、好奇心もあり向上心もあり
少年らしい打たれ弱さもあり、なかなか好印象。
一方、海賊ジェフリーは頼れる船長で
なんだかんだいいながらも海斗に甘い。
他の登場人物達も、ご都合主義的に動いている様子が見えなくてイイ。

今後の展開が楽しみな作品です。

ごくごく物語に関係ない感想としては
「私はどうも片仮名の名前に弱いみたい(苦手の意味で)」を自覚した。
なっかなか登場人物の顔と名前が一致しないし、
顔が挿絵で出てこない人達に至っては
前回登場ページにまで戻って読み直す始末。
えぇ、アホです。
(10年前はこんなことなかったのになぁ…。)
あーまだ覚えきってないのに1巻を読み終わってしまった…。
2巻以降は注文済なので、届き次第読みます。

「美咲ヶ丘ite」(1)／戸田誠二

★★★★☆

＜紹介文より＞
ありふれた町―美咲ヶ丘。
変わらない日々を送る人生に、ふいに訪れる“進む”ための瞬間。
平凡だからこそ、たまらなく愛おしい人生の物語・6編を収録。

＜独り言＞
みた事ある絵だなぁと思ってたら「説得ゲーム」の人かぁ。
あれも面白かったなぁ。

「平凡だからこそ」かぁ。
平凡。
平凡ねぇ。

自分で自分のことを平凡だと思ってるかもしれないけれど
周りから見たらみんなドラマティック。
きっと現実世界でもそうなんだろうなぁ。
みんなそれぞれの人生をドラマティックに生きてる。

…平凡って何だろ。

6編の中で一番興味深かったのは最後の「臆病者」。
この物語に関しては、言いたいことがいっぱいありすぎて困る。
でも私の価値観はなかなか一般受けしないので、言わないに限る。
本当の少数派意見なんて自分の中に閉じ込めとくのが一番。

「愛してないと云ってくれ」／中原一也

☆☆☆☆☆(好みの傾向に気づかせてくれた1冊。)

＜紹介文より＞
日雇い労働者の集まる街で診療所を経営している青年医師・坂下。
彼らのリーダー格の斑目は、屈強な男たち相手に一歩も譲らず
日々奮闘している坂下を気に入り、なにかとちょっかいをかけていた。
ある日、坂下と仲のよい日雇いのおっちゃんが肝硬変を患っていることが発覚。
家族に知らせて手術を受けるよう説得してもらおうと考える坂下を
この街の現実を知る斑目は無駄だと一蹴する。
坂下を諦めさせるため、躰と引き換えにならおっちゃんの住所を教えてもいいと条件を出す斑目。
脅しのつもりだった斑目だが、自分の本気を示すために坂下はその条件を飲んで抱かれる事になり―。

＜独り言＞
…どうも医療モノって受け付けないみたい。
あとガテンもの。
この作品で気づかせてもらった。
なのに紹介文で回れ右しなかったのは
奈良千春さんがイラストを描いていたから。

まぁ結局は半分くらいまで読んで、それ以上は入り込めず
未だ「未読段ボール」の中に入っているわけですが。

「王朝春宵ロマンセ」「王朝夏曙ロマンセ」／秋月こお

☆☆☆☆☆(「夏曙～」で挫折)

＜紹介文より＞
利発で愛らしい千寿丸は、大寺で働く捨て子の稚児。
でも実は、高貴な家柄のご落胤らしい!?
出生の秘密を巡って僧達に狙われ、ある晩ついに寺を出奔!!
京を目指して逃げる途中、藤原諸兄に拾われる。
有能な若き蔵人の諸兄は、帝の側仕えの秘書官で藤原一門の御曹司。
一見無愛想な諸兄に惹かれ、千寿は世話係として仕えることに!?
京の都で花咲ける、恋と野望の平安絵巻。

＜独り言＞
1作目「春宵～」はまだ読めた。
ショタはテリトリーではないけれど、買っちゃったからしょーがないと
自分に言い聞かせてなんとか読めた。
だが2作目はどうなの？
いきなりいちゃついてるのはまだいいけれど
千寿の乱れっぷりについていけない。
11ページで挫折。

このシリーズ4作までを大人買いしちゃったけど
もうこれ以上読めない。

「要人警護」／秋月こお

☆☆☆☆☆(読了できず)

＜紹介文より＞
警視庁勤務の立花美晴は、クールな美貌の凄腕SP。
政府高官や来日VIPの身辺警護が仕事だ。
今回の美晴の任務は、アラブの王族の青年外相の護衛。
同時に、新人SPの教育係も任されてしまう。
ところがその自信過剰な年下の男・西條剛志は、
なんと元恋人の弟だった!!
精悍な顔立ちも仕草も、別れた男に良く似た剛志に、美晴は一目惚れされて!?
恋と任務のデッドヒートLOVE。

＜独り言＞
やっぱり仕事する男っていいよね！と勇んで購入。




そして撃沈。