「伯爵様は不埒なキスがお好き(ハート)」／高月まつり

☆☆☆☆☆(初の無星)

えっと？あらすじ？
吸血鬼伯爵とアパートの管理人が出てきたような。
今日読んだのに既にうろ覚え。

配達された箱から出した第一声↓
「ちょwwwラメ自重www」

あーぁ。
ネットで買ったのが敗因なのか
タイトルで思いとどまらなかったのが敗因なのか
誰かのレビューを信じてしまったのが敗因なのか
…あかん。何もかもがダメな方向に向かっていた気がする。

タイトルにハートときて、
表紙にラメときた日にゃ…orz
なんなのこの軽々しい印象。
そしてその印象を裏切らない軽ーい内容。
展開の早さと不条理さに、自分を騙すのにも限界。
48ページの12行目でギブアップ。
ここまで良く頑張ったっちゅーより、
ここまで頑張った時間がもったいなかった。

「帝都万華鏡 －桜の頃を過ぎても－」／鳩かなこ

★★★★☆(私の脳内辞書が改訂された)

元号が大正だった頃のお話。
同級生として出会った二人。
二人の出会いからの10年間を書いた作品。

にほんごってふかい…(あえて平仮名)
私ごときの脳内辞書では置いてけ堀にされた。
そこが気持ちいい。
耳慣れない言葉の数々がスカスカのスポンジ脳に染み込む。
そしてダダ漏れる。
豪快な漏れっぷりを見せたいくらい。
年金のデータ管理にも負けないよ？

―このまま時が止まればいいと、せつに願った―(p71より引用)

使い古された感のあるこの言葉が、しっくりくる。
何の抵抗もなく胸に落ちてくる。
あぁ、本当に止まればいいのに。
読み終わるのが勿体無かった。

作中に流れる、匂いと空間と時間の流れまでを書ききり
私を大正に引きずり込んだ。
近頃の流行らしい軽すぎるBL(私は好きではない)とは確実に一線を画した秀作。
あぁいい時間を過ごさせてもらった～。
たとえ愛用の電子辞書とにらめっこの時間が長かったとしても。

「ノノノノ」(1)／岡本 倫

★☆☆☆☆

女子には入れないスキージャンプの世界に男装し、
男の子として入り込もうとする高校生(中学生だったっけ？)の漫画。

私の周囲から「面白いよ」と薦められ手に取った表紙には
「ノノンノ」のタイトルが(画像参照)。
何の意味が？と背表紙を見ると
「ノノノノ－NONONONO－」と。
えー、装丁しくじってませんか。
それとも何か意味があってここに点が？
ちょっと気になるが、
そんなこと気にしなくてもいいや、
と思わせるくらい面白くなかった。

「たとえばこんな幽霊奇談」／楠桂

楠桂　公式サイト

★★★☆☆(今読んでも楽しめた)

昔読んでた本を集めるのがマイブーム。
絶版本もあるのでなかなか探せない、
っちゅーより、タイトルやら作家名すら忘れているので
探しようが無いというのが現状。
まぁぼちぼち記憶を手繰り寄せるとするか。

楠桂さんの作品はここ10年くらいは読んでない気がするなぁ。
最近はどうしてらっしゃるのかと、
公式サイトを見に行ったら、やっぱり楠桂さんだった。
思いっきり画風が変わっているようでもなかったので
ちょっと嬉しかった。
激変してるとなんだか寂しくない…？

「モンスターハンターフロンティア」／CAPCOM

公式サイト

★★★★★(MHFプレイ開始時)
★☆☆☆☆(あれから8ヶ月)

モンスターハンターポータブル2ndの記事で書いたのと
基本的なゲームの目的は変わらない。
ただ、前作までと違いオンライン専用ゲーム。

最初の1~2ヶ月は寝食も忘れて没頭した。
モンスターハンターシリーズ1作目からプレイしているので
新作が出るのが純粋に嬉しかった。
今までのフレに加え、新たにMHFで知り合ったフレも増えた。
PCならではのグラフィックの美しさと
ローディングの短さに驚いた。

…今から思えば良かったのはそんな所だけかな。