「他人同士」全3 / 秀香穂里

★★★★☆


＜紹介文より＞

最新の流行を扱う情報誌の敏腕編集者、浅田諒一。
ドライな恋愛が信条のゲイだけど、家を追い出された年下のカメラマン・田口暁と、期間限定で同居することに!!
仕事相手とは寝ないと決めていたのに、筋肉質で長身の暁は、諒一が抱きたいタイプそのもの。
ある晩、ついに手を出そうとした諒一は、逆に「俺にだって男が抱けます」と押し倒され!?


＜独り言＞

人間の、脆いくせに頑固で、でも過去を引きずりまくっててジメジメしつつ恐る恐る前向きに進んでいく姿に共感。
全3巻と長いので、主人公の心理描写がしっかり描かれてて好感。
特に2巻は、主人公(受)の過去のお話が半分くらいを占めてて、読みながら「なんでこんなに過去の恋人とのエピソードが長いんだー」と呻いてたけど、全て読み終われば必要な内容だったんだなぁと理解。

※昔はタチを好んでいた受なので、タチシーンがある上に、過去の恋人とのエピソード＆濡れ場があります。
苦手な人は注意。

「飼い主はなつかない」 / 菱沢九月

☆☆☆☆☆
(心身共に余裕ある時期だったら最後まで読めたかもしれんが、この忙殺されてる時期に無理だ)
↑去年の夏から年末までの怒涛の忙しさの中で読んでいたらしい。


＜紹介文より＞

子供の頃から、人の周りに色付きのオーラが見える──。
特殊体質のおかげで、繊細な見た目に反して、人嫌いで無愛想な夏生。
そんな夏生が出会ったのは、綺麗な金色の光を放つ、高校生の作倉哲志。
夏生の行きつけの店でバイトする男前は、家事が苦手で生活能力ゼロの夏生に、「心配で放っとけない」と宣言!!
邪剣にされても甲斐甲斐しく世話を焼く作倉に、夏生は初めて他人への興味を覚えて…!?　


＜独り言＞

出来杉な上に行動が共感できんくて気持ち悪いわ攻の高校生。
根拠が見えない都合よさ気な展開もﾓﾆｮるー。
2/3くらいは頑張ったけど…。

「心乱される」 / 英田サキ

★★☆☆☆


＜紹介文より＞

「放さない。一聡さんは俺のものだ」
サラリーマンの橋野一聡は、三十四歳にして十八歳になる息子・俊がいる。
といっても、本当の息子ではなく、一聡がかつて誰よりも愛した男の子供だった。
彼が亡くなったとき、一聡は俊を家族として育てることを決意したのだ。
けれど、成長するにつれて父親そっくりになっていく俊に戸惑いを感じないわけではない。
そんなある日、男にキスされている俊を見て!?


＜独り言＞

やっぱりつまんない文章だなぁ。
「とにかく決められた台詞を言い切らなきゃ」って印象の会話。

無理矢理設定した印象が拭えない3Pシーンあり。
でも、短い後日談が濡れ場じゃなかった所だけは評価したい。

「さきっちょだけでも」 / トジツキハジメ

★★★★☆


＜紹介文より＞

芸大7年目・26歳の冬、徳治の想像力は完全に枯渇していた。何物にも感動しなくなった心に響く「何か」を探していた時、偶然目にした極彩色の男に一瞬にして魂を奪われて――!?
妄想と芸術が爆発する表題作他、作者の生み出す世界にどっぷり浸れる全6編を収録した麗人初作品集!!


＜独り言＞

ジャケットから内容が全く想像できなかった6本の短編集。

トジツキハジメさんの最近の作品は飛んでて面白いですね！
キャラもストーリーも立ってるわ～。

「テルマエ・ロマエ」1-2 / ヤマザキマリ

★★★☆☆


＜紹介文より＞

世界で最も風呂を愛しているのは、日本人とローマ人だ!!風呂を媒介にして日本と古代ローマを行き来する男・ルシウス!!
彼の活躍が熱い!!……風呂だけに。


＜独り言＞

1巻の前半を読んでた頃は面白かったけど、いい加減パターン化した展開に飽きてきます。
そんなに世間が大騒ぎするほど魅力的な作品とは思えないんだけどなぁ。