「FLESH＆BLOOD」(14) / 松岡なつき

★★★★☆


＜関連レビュー＞
「FLESH&BLOOD」　1　2　3　4　5　6　7　8　9　10　11　12　13

＜紹介文より＞
初冬を迎え、寒さで微熱と咳の続く海斗。
食欲も落ちて衰弱していく海斗に、ジェフリーは見守るだけの無力感に苛まれる。
そんなある日、海斗に血痰を吐く大きな発作が…!!
ロンドンに肺病を治せる名医がいると聞き込んできたナイジェルは、ウォルシンガムの縄張りは危険だと譲らないジェフリーと激しく対立!!
僅かな可能性に縋るナイジェルは、密かに海斗を連れ出しロンドン行きを決行するが!?

＜独り言＞
最初から最後まで切ない1冊でした…。
(お気に入りのビセンテが切なかった巻には敵わないけど)
15巻が出てから読んだ方が幸せだったか…いやでもどうせ毎巻そう思うんだろうから、今読んでも一緒か…でもな…以下∞ループ。

「黒の騎士 歪む歯車」 / 剣解

★★★★☆


＜紹介文より＞
「知らないだろう？決して手の届かない人に触れることの喜びを」
王子クリスと騎士ジークの、それは決して許されない恋。
それでも二人は惹かれあい、愛し合う…深く、強く。
そして国の平和を取り戻すためついに乗り込む――憎しみと絶望、愛と希望、全ての始まりの地・帝都ダンドゥークへ!!

＜独り言＞
お久しぶりのこのシリーズ。
当然1巻から読み返しましたとも。

今回で4冊目ですが、なかなか物語は終わる気配がありません。外伝も結構なページ入ってるし。
早く終わらないと、クリステンのヲトメティック無鉄砲思想にダメージをくらって読まなくなりそうな…そんな悪寒。

「忘れないでいてくれ」 / 夜光花

☆☆☆☆☆


＜紹介文より＞
他人の記憶を覗き、消す能力を持つ清廉な美貌の守屋清涼。
見た目に反して豪放磊落な性格の清涼は、その能力を活かして生計を立てていた。
そんなある日、ヤクザのような目つきの鋭い秦野という刑事が突然現れる。
清涼は重要な事件を目撃した女性の記憶を消したと詰られ脅されるが、仕返しに秦野の記憶を覗き、彼のトラウマを指摘してしまう。
しかし、逆に激昂した秦野は、清涼を無理矢理押し倒し、蹂躙してきて―。

＜独り言＞
―…っていう展開に呆気にとられて読む気が失せた。

好きで好きで好きで（新装版） / 高遠琉加

★★★☆☆


＜紹介文より＞
花屋に勤める三浦は、高校時代に片思いをしていた同級生の堂島と偶然再会する。
昔と変わらぬ堂島の笑顔を見た途端、今でも彼が好きな気持ちが溢れてしまった三浦。
しかし、不幸にも堂島はその店の娘の恋人だった。
せめてそばにいたいと、必死に想いを隠して友人に戻ろうとするが、次第に堂島への熱い想いが抑えられなくなり、三浦は店を辞める。
そんな三浦を心配し追ってきた堂島に、この恋を終わらせるため三浦は「一度だけ」と堂島と身体を重ねてしまい…。

＜独り言＞
どーも、受→攻の片思いって取っ付きにくいんだよなぁ。
しかも若干「悲劇のヒロインシンドローム」入った受…取っ付きにくいことこの上ない。
まぁ2本目からは、攻主観になったのでまだ読みやすかったかな～。

「間の楔」(6)完結 / 吉原理恵子

★★★☆☆


＜関連レビュー＞
「間の楔」　1 , 2 , 3 , 4 , 5

＜紹介文より＞
失踪したリキは、特権階級が住むエリアにいるらしい!?
居場所を突き止めたガイは、リキのパトロンがイアソンと知って驚愕!!
けれど、イアソンに「これはわたしのペットだ」と所有権を見せつけるように、目の前でリキを嬲られてしまう。
嫉妬に眩むガイは、リキを拉致し、イアソンとの全面対決に挑むが…!?
主人とペット──その歪んだ絆で繋がれた究極の執着愛、ついに感動と衝撃の最終巻!!　

＜独り言＞
あーうん。こんなラストシーンだったなぁ(20年くらい前のカセット文庫の記憶…)。
やっぱこのラストしかないですよね。
でも、ギャグにしか見えない擬音と陳腐なセリフで緊迫シーン台無しw
謎は謎のままだし…。
全プレの小冊子でスッキリすんの？…とは思えないけどw