「今宵、雲の上のキッチンで」(新装版) / ひちわゆか

★★★☆☆

＜紹介文より＞
小さなカフェ「ルフージュ」で働く新は、オトコ殺しの笑顔の持ち主だが、中身はハバネロ級の毒舌家。
近くに建つ高層ビルのてっぺんに住む会社社長・真宮は、精悍で魅力的な男前なのに、好きな人には心と逆の態度を取ってしまう天下一品の天の邪鬼。
そんな二人が偶然出会い、新は真宮に正体を隠して、毎日食事を届けるハメに!
会えば喧嘩の意地っ張り同士だけど、顔も見えない夜のキッチンの暗闇では、なぜか素直になれて…。
大人気ラブ新装版、新編書き下ろし！

「吸血鬼と愉快な仲間たち」(1) / 木原音瀬

★★★★☆

＜紹介文より＞
鹿代は解凍庫で輸入肉に茶色い物が交じっているのを見つけた。
それは凍った蝙蝠だった。
上に知れたら全ての輸入肉を再検査、なんて面倒事になり兼ねない。
…鹿代は迷わずゴミ箱に捨てた。
その夜、精肉工場の女子トイレに全裸の外国人の男が現れた。
男は逮捕され留置所に入れられるが、翌朝には姿を消していた。
蝙蝠を一匹残して…。
―新たな木原ワールドが、全編書き下ろし新シリーズで開始！

＜独り言＞
紹介文を読んで、心惹かれました。
冷凍輸入される吸血鬼…！
なんだか楽しそう。

細かな描写が、キャラ達を取り巻く環境をすんなり受け入れさせてくれて、彼らの世界に引き込んでくれます。
まだまだ恋愛物とは遠い(でもその過程が好き)シリーズのようですが、今後の展開を楽しみにしています。

「月よ笑ってくれ－月も星もない2－」 / 久我有加

★★★★☆

＜関連レビュー＞
月も星もない」 / 久我有加

＜紹介文より＞
全漫優勝後、お笑いコンビとしても恋人としても充実した日々を送る温と秀永。
今や破竹の勢いの『パイロットランプ』だが、トークメインの仕事ばかりが増え、ネタやコントの出来ない現状に焦りを覚え始めていた。
そんな矢先、二人はお笑いブームの終焉を予感させる出来事を体験する。
これまで仕事のストレスを激しいセックスで解消してきた二人。
だが方針が合わず、すれ違い始め…？
「月も星もない」続編登場!!

＜独り言＞
仕事でもプライベートでもべったりな二人に、転機が訪れます。
仕事の方向性について互いの意見が食い違い、悩む二人がいるわけなんですが、フリーランスの仕事もしている私個人の意見としては温に賛成なんだよなぁ。
例え今は不本意な仕事だとしても、仕事があるだけありがたい、いつか好きなことができる日がくる、と…。
まぁ、熱い思いを抱いてるからこそ譲れない場面もあるんでしょうが。
兎にも角にも、スッキリ読了。
楽しめました。

「さよなら僕の龍」(上下) / 唐花見コウ

★★☆☆☆

＜紹介文より＞
舞台は日本の龍神伝説が息づく山村。
村で唯一「龍人の力の影響を受けない」特異体質を持った・カイは、ある日、半龍のハルと出会う。
二人は、カイに同化してしまった「宝珠」の外し方を聞くため、村を出た龍人様・白夜を追って夜の山を旅に出て…。
旅先で初めて知る、相手のこと。
「友達」とは何だろう？
青い空の下、少年と龍が織りなす夏の叙情詩。

＜独り言＞
うーん。
展開が突飛？
どこかで伏線張っといてくれたらいいのになーみたいなことが何度か。
あと訴えたいテーマがよくわかんない。
好みの絵柄だし、次回作に期待したいな。

「wonderful days?」 / 天禅桃子

★★★★☆(巻末の読み切り除く)

＜紹介文より＞
頭が良くて、華やかで、王様みたいなレイ－。
気づけば彼の魅力から逃れられなくなっていた。
親友のレイに伝えられない想いを抱いたまま、彼との同居に踏み切った慎悟だったが…!?

＜独り言＞
よく泣く男子大学生受の片思いがういういしくて可愛いかったよぅ。
攻→受の一方通行は好きだけど、受→攻の一方通行はちょっと…と思ってたのは気のせいだった。
完全に勘違いだったらしいです。
初回限定版の小冊子にもラブがいっぱいで満足です(*´∀｀)