「大好き」(文庫版)／染井吉乃

★☆☆☆☆(14年前だったらもっと評価高かった)

＜裏表紙より＞
「大好き…」
―いつも両手いっぱいの愛で惇を抱きしめ、囁いてくれる源。
同居し、身体をかさねるようになっても
惇はなぜか優しい源に素直になれず冷たい対応ばかりしてしまう。
だが、源に執拗にまとわりつく後輩の出現で
惇はイライラしている自分に気づく。
―それは、陸上部のホープだったふたりが
陸上部をやめることになった事件がきっかけだった!?

＜独り言＞
昔の作品を集めなおすのがマイブーム。

14年ぶりに読もうと思って「大好き」を検索していたら
書き下ろし入りで、挿絵も変更になった文庫版がでていたのですね…。
前の挿絵が特別好きだったわけではないけど
やっぱりイラスト込みでストーリーを覚えてるからなぁ。
なんとなく寂しい。

メインキャラの名前が、田中、佐藤、鈴木…。
久しぶりに読み直して改めて気づいた。
こんなわかりやすい名前がいっぱいだったなんて。
今回探した時には、タイトルも作者名も忘れていたので
かつてイラスト描いてた中村理恵さんの名前で検索かけました…。地道…。

※以下、ネタバレってほどでもないか。

が、学生だなぁ…！
こっぱずかしいくらい恋愛ばっかしている1冊でした。
こんなに恋愛感情に振り回される日々は
きっと楽だろうなぁ。と。
人生は恋愛ばっかにかまってらんないもん。
初版当時は面白いと思っていたけど、
やっぱり私も若かったってことか。
二人のイチャツキぶりに食傷。
あとは、もうちょっと資料調べるとか取材するとかすればいいのにな…
と気になるところがちょこちょこと。
(あとがき読んだら全面改稿してあるって書いてあるけど…)