「独裁者の恋」 / 岩本薫

★★★★☆

＜紹介文より＞
天涯孤独の水瀬祐は映画関係の仕事に就くことを夢見る専門学校生。
ある日、バイト先の紹介で世界的に有名な映画監督の孫であるサイモン・ロイドの通訳をすることになる。
ところがサイモンは、初対面から祐にきつい命令口調で無理難題を押しつける横暴な雇い主だった。
それでも必至で頑張る祐だったが、ふとしたことからサイモンに侮辱され、思わず「大嫌い」と叫んでしまう。
そんな祐に突然サイモンがキスしてきて…!?
何よりも甘い命令口調の唇で囁くこの恋―。
岩本薫が贈るスペシャル・ラブ・ロマンス登場！

＜独り言＞
ロッセリーニ家の息子シリーズを読んではいるものの、
スピンオフなこの作品で、前シリーズの登場人物を思い出せるかなぁ、と
心配しましたが、ちゃんとわかりましたよ。
記憶力欠落症候群の私にも。
作中で(わざとらしくなく)丁寧に説明がありあましたから。
なので覚えてなさそうな方も安心してお読みください。

あーあーちょっとミスター!!
朝からちゃんとした朝食を準備できる佑を私にも下さい！ミスターロイド！
はぁはぁ。
あ、私ですか？
朝食どころか、ロクに自炊もしませんよ。
コンビニ万歳！外食産業万歳！
都会に住んでて良かった(切実)。

この作品は…↓
80％の三つ揃えによる垂れ流しフェロモンと、
18％の砂糖菓子と、
2％の英国への憧れでお送りしています。
特に最後数十頁の甘み増量と、ファンタジック当社比1.5倍には驚きました。
わたくしといたしましては、もう少々甘さ控え目でも宜しかったのでは、と。