「FLESH&BLOOD」(7)／松岡なつき

★★★★☆

＜関連レビュー＞
「FLESH&BLOOD」1,2,3,4,5,6／松岡なつき

＜紹介文より＞
プリマスに帰ったら、初めての一夜を共にする―。
ジェフリーとの暗黙の約束を胸に秘め、やっと母港に帰還した海斗達。
いよいよ近づく時に緊張する海斗に、ジェフリーはある物を手渡す。
それは、なくしたと思っていた、懐かしい和哉の写真だった!!
「ごめん、和哉。たとえ帰り方がわかったとしても、もう二度と戻らない」
決意した海斗は、ついにジェフリーに抱かれるが…!?

＜独り言＞
7巻です。
6巻のあとがきで「坂道を転げ落ちるような急展開の第7巻で」と
書かれていた通り、怒涛の展開な7巻でした。
急転は急転ですが、急転直下とはいかず
まだまだ坂道を転がり続けているようです。
くぅっ
焦らされ感がたまんない…！

※以下、ネタバレ含む。

片仮名オンパレードに苦しめられていたのに
さらに追い討ちをかけるような展開が…！
それはホラー!!
夜の波間から見つめる爆死したはずの少年の顔…！
海斗より私が驚いたようです。
本を放り投げる勢いでした。
ホラー苦手!!

でもこの1冊は見所満載。
ホラーがあったり、
ジェフリーと海斗の関係が一歩進んだり、
思ってもみなかったストーンズの詩が聴けたり、
海斗がナイジェルの気持ちを知ってしまったり、
とうとうスペインの彼に攫われてしまったり…
あぁぁぁ
私はスペインの彼もナイジェルも結構好きなので
(ひょっとしたらジェフリーより好きかも)
これからますます楽しみで仕方ありません。