「FLESH&BLOOD」(11)／松岡なつき

★★★★☆

＜関連レビュー＞
「FLESH&BLOOD」1,2,3,4,5,6,7,8,9,10／松岡なつき

＜紹介文より＞
毒殺されかけた海斗の療養のため、一時パストラーナの城へ―。
片時も傍を離れないビセンテと一緒に、スペイン宮廷を後にした海斗。
ところがその城で、ジプシーに変装して、旅の一座に潜り込んだジェフリーとナイジェルの姿を発見!!
二重間諜のラウルの手引きで、ついに感動の再会を果たすが…!?
陸に上がった海賊達の、反撃の火蓋が切って落とされる―
息もつかせぬ奪還編!!

＜独り言＞
11巻です。
この作品を読み始めたときには既に11巻まで出版されていたので
サクサク読めてよかったんですが…
ここからは首を長くして待つ日々か…！

登場人物も益々増え、さらにややこしいことになってます。
12巻が出るまでには確実に忘却の彼方です。

※以下、ネタバレ含む。

やっと一瞬だけ再会できたジェフリーと海斗ですが
まだまだ二人には苦難が待ち受けているようです。
ビセンテは海斗への恋心を認めちゃうし、
海斗は喀血しちゃってるし…。
あぁ12巻が待ち遠しいです。

以下、恒例の人物覚書。

メディナ・シドーニア公爵
→近い未来、アルマダの最高司令官になるはずの人物。
　赤鼻でお人好しらしい。
　アロンソ・ペレス・デ・グスマン。
　バラマーダ・サン・ルーカル第12代領主にして第5代侯爵。
　メディナ・シドーニア第9代伯爵にして第7代公爵。

　…ほんとに一人の事を言ってるのでしょうか…。
　私には理解できない言葉がいっぱいでした。

ディエゴ・フロレス・デ・バルデス
→サンティアゴ騎士。
　マガリャエス海峡の防衛者にして、造船技術と水圏学の専門家…
　というのは嘘で、部下の手柄を奪っている。

ファン・マルティネス・レカルデ
→海軍提督

ミゲル・デ・オケンド
→海軍の精鋭。

ペドロ・デ・バルデス
→海軍の精鋭。

アントニオ・ペレス
→エボリ夫人の愛人でフェリペ2世の秘書。
　フェリペ2世の弟・ファンの秘書官・エスコベドを殺害した。