「FLESH&BLOOD」(9)／松岡なつき

★★★★☆

＜関連レビュー＞
「FLESH&BLOOD」1,2,3,4,5,6,7,8／松岡なつき

＜紹介文より＞
ビセンテに拉致され、スペインに向かう途中
サンタ・クルズ侯に面会した海斗。
侯爵に、死神と畏怖され殺されかけた海斗は、ビセンテに窮地を救われる。
「何があっても私が守ってやる。」
その言葉を少しずつ信じ始める海斗…。
そしてついに王宮に到着した海斗は、国王フェリペ2世に謁見することに!!
孤立無援の中、頼れるのはビセンテただ一人―。
間諜入り乱れる、スペイン王宮編!!

＜独り言＞
口絵を見て「あぁとうとう挿絵を描く時間がなくなったんだな」が第一印象。
あの口絵は入れる意味があったんだろうか。
案の定、本文にも挿絵無し。
ちょっと残念ですけど、無くてもまぁそれはそれで。

で、9巻まで読んでて今更なんだけど
ヨーロッパの地図を片手に読み進めていけばよかったなぁ。
キャラが移動しはじめると、位置関係が全くわからなくなる。
…ほんと今更なんだけど。

「犯人に告ぐ」

★★★☆☆(思ったより悪くなかった)

＜紹介文より＞
雫井脩介のベストセラー小説を豊川悦司主演で映画化!
心に傷を負った刑事と姿なき殺人犯の緊迫の心理戦を描く本格サスペンス。
川崎で起きた連続児童殺人事件。
〈BADMAN〉と名乗りテレビに脅迫状を送りつけた犯人は3件目の犯行後、表舞台から姿を消す。
膠着した警察は捜査責任者をテレビに出演させる大胆な“劇場型捜査”を決断する。
担ぎ出されたのは過去に犯人を取り逃がし失脚した男・巻島。彼は犯人を挑発するが…。

＜独り言＞
邦画って滅多に観ないんですが、
ジャケットの豊川悦司さんがどーっしてもダウンタウンの松本さんに見えるので、気になって観ました。

昔ながらの刑事ドラマを思わせるコッテリさをのぞかせており
映画じゃなくて2時間ドラマの雰囲気が。
でもさすがに新宿小田急前で、あの規模のロケは
ドラマでは難しそうだなぁ…。

最初はどの登場人物も、やたらクドくしゃべっているのが気になっていたけれど、物語終盤には慣れました。
そのしゃべりが古い刑事ドラマを彷彿とさせてくれる。
そんな昭和な雰囲気がお好きな人にはいいのかも。

「オール・スマイル」(吾妻＆伊万里シリーズ3)／榎田尤利

★★★★☆

＜関連レビュー＞
「ソリッド・ラヴ」(吾妻＆伊万里シリーズ1)／榎田尤利
「レイニー・シーズン」(吾妻＆伊万里シリーズ2)／榎田尤利

＜紹介文より＞
「僕はおまえにふさわしくない。別れよう」
元気が魅力の吾妻と、無愛想だが限りなくパーフェクトに近い男・伊万里はつきあって3年目になる商社マン。
だが最近、過保護が過ぎる伊万里に、吾妻は反発を感じがちで…。
俺だって男だ。守られたいわけじゃない。
そんなある夜、伊万里が原因で吾妻は窮地に立たされてしまう。
責任を感じた伊万里は吾妻に別れを告げる。
だけど、恋ってひとりでするものじゃない筈だ!!
恋は50:50、吾妻、伊万里を追いかける!?

＜独り言＞
わぁわぁ。
終わっちゃった(´；ω；｀)
もっと続いてほしかったような
終わり方が良かったのでこれでいいような。

ラスト1冊もドタバタしております。
キャッキャしております。
サラリーマン(今はこういう言い方しないけど)モノっていいね！
私はOL系の業務経験は皆無に等しいので
「へー会社ってそんななの？」みたいな楽しみもありました。
お茶汲みとかしてみたい。
コピーとかとってみたい。

「hand which」／鈴木ツタ

★★★☆☆(「hand which」と「シェイク　ア　ハンド」だけなら星4なんだけどなぁ。)

＜紹介文より＞
一流企業を辞めた途端に彼女にフラれた沢津は、大学時代の友達5人とヤケ酒。
「俺ァ、ホモになるぞ！」と叫んだ翌日、
目覚めると友達のひとりの宇高と素っ裸で寝ていた。
放心状態の沢津に宇高は「沢津がずっと好きだった」と告白し、
「もう二度と会わない」と出て行った…。
友情と愛情の狭間で戸惑う男たちのじれったい恋を描いた表題シリーズ他、
衝撃のデビュー作や描き下ろしも収録したファン待望のファーストコミックス！

＜独り言＞
初コミックスのレビューがこんなに遅くなっちゃった。
以前に読んでたのに、貸してて手元になかったの。

「貴族は王の褥で愛を知る」／遠野春日

☆☆☆☆☆(ラスト1/5は、出来もしない速読術を発揮した。)

＜紹介文より＞
「おまえ、俺から逃げようとしているだろう？」
バヤディカ王サファドの幼馴染みで一番の側近でもあるルカイアは、
同時にサファドと夜を過ごす恋人でもあった。
けれど自信と魅力に溢れたサファドは浮気癖が直らない。
どれほどサファドを愛しく思っても自分だけの恋人にはなってくれない、
そんな状況にルカイアは自分が本当に愛されているのか信じられなくなっていく。
このままでは苦しすぎる、いっそ離れてしまったほうがいいのでは…。
悩んだルカイヤは母方の祖父を訪ねるため国を離れるのだが!?

＜独り言＞
また片仮名の名前…。
まぁいいや。

これは紹介文を読んで購入を決めました。
「愛されている自信がなくて離れていく受」がツボ。
しかも蓮川さんのイラスト。
買うしかないでしょ。

んが!!

のっけから攻の浮気癖に臨界点突破直前の受。
いきなりそこなの？
それは盛り上がりたいとこなんじゃないの？
これからどう展開するの？
ヤッバ！挫折の足音が…!!