「しあわせにできる」(10)／谷崎泉

★★★★☆

＜関連レビュー＞
「しあわせにできる」1,2,3,4,5,6,7,8,9／谷崎泉

＜紹介文より＞
久遠寺の心配をよそに、仕事をしない新人・東郷の面倒を見ると決心し、出先に連れ出した本田。
そして、その日から東郷の態度が変わり始める。
だがプライベートでは、白金宅を訪ねてきた藪内が、久遠寺のかつての共同経営者で彼を手ひどく裏切った男と知り動揺する。
本田は藪内のことを知ろうと堂島に水を向けるが、うっかり口を滑らせ同席していたまゆりに久遠寺との関係を気づかれてしまう。
精神的つながりの強い彼女の反応を不安に思っていた本田に、まゆりは藪内に関する「噂」をもたらすのだが……。
しあわせラブライフ編第二弾!
書き下ろしは、本田さん以上の苦労人?
映の秘書・森田のアクション映画さながらの逃避行!

※以下、ネタバレ含む独り言。

前巻のレビューから随分時間が経っています。
単にレビューのメモが行方不明になってたのでうpできなかっただけなんですが…。

9巻に続き、あっまーい生活を送っているお二人。
どちらかが出掛ける時は、残る方が玄関までお見送り、とか
何気ない日常的なやりとりが自然に成立している所が
甘さを感じさせていると思うのです。

例の新入社員の名前が出るたびに自分の仕事を思い出しますよ…。
とっても忙しいんですよ…。
私だったらそんな人間追い出すね…
あぁそういえば明日の段取りは…
とか、心の中でブツブツ呟いとります。
おかげで文章が脳内を上滑りします。