「月と茉莉花~月に歩す~ 」／佐倉朱里

★☆☆☆☆(2巻までは良かったのにぃ！)


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＜紹介文より＞
滅びた湘国の王族で、唯一生き残った月心は、
煬大牙の計らいでめでたく元服し、伶人として朝に仕えることになった。
典楽庁の他の伶人に湘の楽曲を伝授する役目を賜った月心だったが、
楽生のうちの一人から度々いやがらせを受けるようになる。
日々、傷心していく月心に、大牙は憂慮を抱いていたが…。
表題作に、大牙が妃を探す最終話も加えた、
切なくも甘い感動の歴史ロマン第三弾、待望のシリーズ完結篇。

＜独り言＞
月心さん初仕事の巻。
あと色々と言いたいことがありすぎて茫然自失の最終巻。

※以下、ネタバレ含む。

最終巻のさらに後半に入ってやっと父王登場。
ないがしろにされすぎw
息子から月心の件をカミングアウトされ、仰天するごころか
昔占われた結果を持ち出してアッサリ許可。
その間わずか1ページ！
お…おとうたま…!?
う、占いっすか!?
今までそんな伏線張ってあったでしょうか？
また私の得意な読み飛ばしでしょうか!?
ま、まぁ交換条件が出たけれど…。
そんなもんなの？そう？いいの？
って！
物語もあと30ページを残すのみとなって私は焦りました。

お后問題が全く進展していないように見受けられますが!!?

ヤバイ。
このままだと「サバサバした、女性ウケもそこそこ良さそうな后候補」
が出てきて、月心とも仲良くなって大団円！になっちゃう!!
お后問題を全く出さずに通れる話じゃないから
問題が出てきたのはいいことだと思う…んだけ…ど…。

……。

……。ｱﾙｪ？

えっ？
お、終わった？
ええっ!?
駆け足っつーか全力疾走でストーリーが駆け抜けてなかった!?
ビュン！て風が鳴ってた…。
気持ちいいくらいに…。うん…。