「FLESH&BLOOD」(9)／松岡なつき

★★★★☆

＜関連レビュー＞
「FLESH&BLOOD」1,2,3,4,5,6,7,8／松岡なつき

＜紹介文より＞
ビセンテに拉致され、スペインに向かう途中
サンタ・クルズ侯に面会した海斗。
侯爵に、死神と畏怖され殺されかけた海斗は、ビセンテに窮地を救われる。
「何があっても私が守ってやる。」
その言葉を少しずつ信じ始める海斗…。
そしてついに王宮に到着した海斗は、国王フェリペ2世に謁見することに!!
孤立無援の中、頼れるのはビセンテただ一人―。
間諜入り乱れる、スペイン王宮編!!

＜独り言＞
口絵を見て「あぁとうとう挿絵を描く時間がなくなったんだな」が第一印象。
あの口絵は入れる意味があったんだろうか。
案の定、本文にも挿絵無し。
ちょっと残念ですけど、無くてもまぁそれはそれで。

で、9巻まで読んでて今更なんだけど
ヨーロッパの地図を片手に読み進めていけばよかったなぁ。
キャラが移動しはじめると、位置関係が全くわからなくなる。
…ほんと今更なんだけど。

※以下、ネタバレ含む。

さぁ来ましたよ！
覚えられない名前の新キャラ登場ですよ！

ファン・グリフス
→金髪碧眼。2メートルの大男。
　かつてジェフリーと同じ船に乗っていた。
　船大工。

ラウル・デ・トレド
→正式名は、ラウル・アルバレス・デ・トレド・イ・ファルネーゼ。
　(↑脳が読むことを拒否した。)
　母方がパルマ公、父方がアルバ公の一門。
　フェリペ2世の間諜。

ホセ・デ・シグエンサ
→贖罪神父で図書室の室長。
　海斗が日本人であるか質問した僧侶。
　白髭の老人。

マテオ・ヴァスケス
→フェリペ2世の秘書。
　「ウォルシンガムに仕えているウォードに似たタイプ」と
　書かれていますが、私には最早ウォードがわかりません。

サンティリャーナ侯爵
→ビセンテの本家筋。
　顎鬚が尖っているらしい。

アロンソ・デ・レイバ
→フェリペのお気に入り。
　スペイン人に愛された騎士。
　その訃報には全スペインが泣いた。
　どことなくジェフリー似。

あぁもっと出てきたよ。
片仮名な人が出てきたよ。
でも、海斗がしゃべった
「カ…カタジケナイ」だけは私を和ませてくれた…。

そして片仮名羅列で疲れ果て
肝心の内容に触れていない始末…。