「ビター×スイート」／遙々アルク

★★★★☆

＜紹介文より＞
一杯のコーヒーを楽しみに孤独に過ごす寡黙な青年・三日月。
そんな静かな日常に快活なイケメン・村山が現れ突然の告白－。
村山との出会いは三日月の人生をコーヒーのように甘く、時に苦い味わいで彩っていき…。
描き下ろし大量収録の著者初単行本。

＜独り言＞
絵は洗練されてないし、受は内気すぎるポエマーだったけど、
ストーリーのテンポいいし、描き込む所はちゃんと描き込んでるし、作家さんの繊細な感性が伺えてとっても良かった。
短編集だったけど、どれも味わい深いね～。
初単行本らしいので、他の作品も読みたいけど我慢の子。
今後の作品を楽しみにしています。

「ランブル・ラッシュ」／神室晶

★☆☆☆☆(なんだかんだ言いながら最後まで読んだ自分が憎い)

＜紹介文より＞
ラッシュ時に若い男ばかりを狙うチカン出没！
そして…チカンのオトリを命じられた新人鉄道員・秋山にもエッチな指が襲いかかって…!!
大好評の5作品に加え、明夫×幸弘の甘いHの描き下ろしが22ページも付いた超お得＆満足の一冊!!

＜独り言＞
シブイおじさまがドンっとふん反り返っている表紙を見て
ネットでジャケ買い(このネットが敗因)。
買ってから裏表紙を見て嫌な予感。
読んでみて、予感的中。
ただのエロ本じゃん？
男×男じゃなくてもいいじゃん？
シブイおじさまなんてどこにもいなかったよ？
既刊の続編も入っちゃってるし。

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(漫画版)」(上下巻)／杉基イクラ(画)・桜庭一樹(作)

★★★☆☆(このテのジャンルが好きな人には面白いんじゃないかな。)

＜紹介文より＞
早く大人になることを望む、山田なぎさ。
自分を人魚だと言い張る、海野藻屑。
現実を生き抜くにはあまりに無力な少女たちの、
儚く揺れる魂の物語。

＜独り言＞
コメディ好きな私ですが、タイトルの意味が気になったので読んでみました。
帯の「好きって絶望だよね」(上)、「生き残った子だけが、大人になる」(下)を見る限り、私の好みとはかけ離れてるんだろうなぁ的予感は持ち合わせつつ。
(原作は未読。)

実際、好みとは方向が違ったので★3にしましたが、
好みを抜きにしたら面白いと思います。

「太陽は罪な奴」／中村かなこ

★★★☆☆

＜紹介文より＞
つい唇を奪った。そして奪われた。
先輩は格好良過ぎる。正気の沙汰じゃない－。
誰にでも好かれる渡辺は、無愛想で硬派な先輩・矢田にキスを仕掛けた。
ただ、止められなかったから。
制御不可能な胸一杯の想い、それが恋…。
過去から現在まで、著者とBLの醍醐味が集結。
少女漫画界の貴重な才能が贈る初BL本登場！

＜独り言＞
少女漫画家な作家さんの、初BL作品集だそうな。
単に少女漫画臭いだけではなくて、懐かしい少女漫画の匂いがしました。
昭和のカホリ？
そうだね。昭和だ。

「ラブヘタリスト」／シヲ

☆☆☆☆☆

＜紹介文より＞
兄からの依頼で、ある人物の身辺調査をすることになった圭。
少しでも喜んでもらおうと頑張っていた矢先、
大好きな兄から思いも寄らない一言が!?
愛ゆえに妄想と行動が暴走しまくるヘタレ探偵弟と
色気満載(弟視点)エリート警視正兄のリアル兄弟愛！

＜独り言＞
アイタタタタな短編集。
某密林で試し読みしてから買ったのに、見事に期待を裏切ってくれました。悪い方へ。
ストーリーは稚拙だし、コメディにしちゃうタイミングがよくわからん。
半分くらいは読んだけど、最後まで読む気が起きなかったので星0。