「あかるい家族計画」／もろづみすみとも

★★★☆☆(短編集なので、作品によっては★2)

＜紹介文より＞
女の子とつきあってもなぜか
すぐにダメになる渋谷と美少年転校生・吉住。
高校時代の出会いから同棲生活、家族になるまでを
描いたあったかボーイズラブ。
デビュー作と描き下ろしを含む全7編を収録。
パイロット、マスクフェチ、幼なじみなど
可愛くてせつなくてハートウォーミングなエロマンチカ☆初コミックス！

＜独り言＞
1本目「泥っかぶりの枯れないばらを」
感情移入し辛くて、まぁこんなもんかしら？と思ってたけど
続編「あかるい家族計画」で挽回。
これ(↑)が一番面白かったです。
マイノリティな私にとっては他人事ではない内容に、
身につまされました。
しかし、自分に近すぎるせいか、思う所有り過ぎて素直に楽しめず。
残念。

残る短編達は、エロ表現っつーか、BLが好んで描かないようなところを
わざわざ描いてて、それはそれで明け透けで良かった。
面白いとは思えなかったけど。

「同級生」／中村明日美子

★★★★☆

＜紹介文より＞
合唱祭前の音楽の授業中、同級生でメガネの優等生・佐条利人が歌っていないことに気付いた草壁光。
佐条は歌なんかくだらないのかと思っていたが、ある日の放課後、
だれもいない教室でひたむきに歌の練習をする佐条の後ろ姿を見た草壁は思わず声をかける…。
高校時代のピュアな恋愛をさわやかに描いた、青春ときめきボーイズ・ラブ第1弾!!

＜独り言＞
今までこの人の作品は、イラストをチラ見しかしたことなかったんで
どんな漫画を描くのか全く知らなかったんです。
表紙パッと見の印象では、私はまず買わないだろうなぁ、という絵柄…
…
……
………ごめんなさい！
いい加減食わず嫌いは止めないといけません。
いやはや面白かった！
はち切れんばかりの青春が眩しかった。
テンポも良いし、コマ割りも良かった。

…えっ!?
コロ助とシャイナさんが同じ声優さんだったの!?
(後にバラライカか…と納得。)

「ワガママだけど愛しくて」(1)／樹要

☆☆☆☆☆(ダメだ。視線が泳いで物語を追えない。)

＜紹介文より＞
本当は頭が良くて美形、なのに自分だけには甘えてばかりの
幼なじみ・奈津に手を焼いて、距離を置こうとする秀治。
その途端、奈津にいきなり押し倒されてキスされてしまうが…!?
幼なじみ同士の恋を描いた表題作ほか
ちょっとイジワル＆たくさんハッピーなスィート・ラブ・ストーリー集！

＜独り言＞
時間経過を掴み辛い。
キャラの言動が軽すぎる。
フキダシの形が気になる。外国語をしゃべってるみたいに見える。

出張先で寄った書店で、購入したんだけど
暇つぶしにもならんかった。
他に収録されていた読み切りも、見開き2秒のスピードで読み終えた
っちゅーか読み飛ばした。

さようなら。もうお会いすることはないでしょう。

「千一秒物語」／トジツキハジメ

[画像がネットに落ちてないので困る。]

★★★☆☆

＜紹介文より＞
俺の名前は町屋千乃介、17歳。
好きな奴は双子の兄の一(イチ)こと一乃介だ。
好いたらいかん。伝えたらいかん。バレたらきっと嫌われる。
分かっちゃいるが、どうか俺に一を好きと言える勇気をくれ。
トジツキハジメが贈る甘ずっぱい愛と青春ストーリー
描き下ろしも加えて堂々見参！

＜独り言＞
十代の男の子っぽい挙動がカワイかった。
方言もこれまたカワイイ(友人がこんな言葉遣いだったなぁと懐かしむ)

千乃介は超能力高校生な設定だったはずだけど
だからと言ってサイキック溢れるファンタジーではなかったです。
超能力を期待している人には残念。
オマケ程度にサイキックしてる程度。
青春ど真ん中物語。
初々しさを求めるときにはオススメです。

巻末に収録されているのは猫耳読みきり。
趣味丸出しのようです。
正直、犬しか飼ったことがない私には猫ってよくわかんないです。

「真空融接」上・下／びっけ

★★★☆☆(ラエルとアレクシの話以外は★2くらい)

＜紹介文より(上巻)＞
全寮制の学校で暮らすラエルとアレクシ。
ふたりは供給者と補給者という、お互いに決められたパートナー同士。
唇を重ねる『力』のやりとりはあるけれど、恋人ではなく―。

＜独り言＞
表紙から受けた勝手な印象では
繊細で儚げーな漫画なのかなぁと思ってたけど
全然違ったw
ぴちぴちした賑やかしい若人達だったw

設定は面白いと思うんだけどなぁ。
もっと感情的な演出が欲しかった。
心理描写に物足りなさを感じる。
軽く読めすぎたかな。